« 読みました(洋書/ノンフィクション) ~ GOING SOLO - The thrilling sequel to BOY | トップページ | 読みました(洋書/フィクション) ~ Dandelion Wine »

2010年12月23日 (木)

読みました(洋書/社会・科学) ~ play - How It Shapes the Brain, Opens the Imagination and Invigorates the Soul -

Dsc_0007_20240622210201

Amazonへのリンク

 

精神科医・研究者であるStuart Brown氏が、「遊び(play)」の大切さについて著したものです。以前紹介しました“Einstein Never Used Flash Cards”に通ずるものがありますが、こちらは、子供時代だけではなく、生涯を通じての「遊び」の大切さについて書かれています。

 

「人間は、他の動物とは違い、大人になってからも「遊ぶ」ことができるし、そのことによって人類は変化に対応しながら進歩してきた。」というような説明は、なかなか説得力があると思います。この本を読んで、「「遊び」は、他愛のないものとして軽視すべきではなく、幸せに生きていくために必要不可欠なものとして重視しなければならない。」という気持ちを強く持ちました。

 

When enough people raise play to the status it deserves in our lives, we will find the world a better place.

 

ただ、「遊び」という言葉がそもそも曖昧なので、その定義づけがなかなか難しいですね。世間で一般的に言われている「遊び」が、本書で言う「遊び」とは必ずしも一致しないようです。その人が、自発的に、時間の経つのを忘れて、没頭して楽しんでいるのであれば、それが「遊び」である、つまり、「遊び」は一人一人異なるものである、という風に私は理解しました。それが「遊び」かどうかは、その人の感じ方による、ということですかね。

 

私にとっての「遊び」は何かなぁ…と考えてみるに、なかなか「これ!」というものが見つかりません。フルートやコンサーティーナでアイルランド音楽を演奏することや、洋書を読むこと等が、私にとっての「遊び」なのかなぁ…とも思うのですが、今ひとつ弱いような気もします。自分にとっての「遊び」を見つける為には、自分が過去に(特に子供時代に)時間を忘れて没頭していたことを、じっくりと時間をかけて(著者によれば90分以上かけて)思い出してみるのがいいようなので、今度、じっくりと思い出して見たいと思います!

 

仕事をしていて思うのですが、難しい問題を難しい顔をして考え続けても、あまり解決策は出てこないことが多いですね。そんな時は、体操したり、くだらない解決方法を考えてみたりする(これが、遊びか?)のですが、意外とそんなことをしているうちに、いい考えが浮かんできたりすることがあります。こんなことも、本書の主張とつながっているのかもしれませんね。

 

Play doesn't solve all the serious suffering, unfairness, or the problems we see in the world, but when you experience it, particularly with a child, it opens your heart, and then you see what's inside. Play helps you regain the mind of the child, and better deal with the major problems and challenges we all face.(Bowen White)

 

それでは、いつものように調べた単語です。私にとっては、結構単語が難しかったですが、読みにくい本ではないと思います。

 

【動詞】
assay 評価する、分析する
buffer 防ぐ、減じる、和らげる
dwindle だんだん小さくなる、縮まる
embrace =accept willingly
enhance 高める、増進する
forgo 慎む、控える
harness (自然の力を)利用する
kindle (興味などを)そそる、(情熱などを)煽る
offset 相殺する
speculate 推測する
taunt なじる

 

【形容詞など】
ambiguous 不確かな
akin to ~と同種の、類似の
cardiac 心臓の
coherent 首尾一貫した
congenital 生まれつきの
chronic 慢性の、常習的な
inconspicuous 目立たない
inherent 本来備わっている
intrinsic 本来備わっている
metabolic 新陳代謝の
meticulous 細心な
outright 明白な、率直な
pervasive 広がる、普及力のある
prevalent 普及している、広く認められる
proficient =skilled
seductive 魅惑的な
sparse まばらな、貧弱な
superficial 思慮の浅い、うすっぺらな
underhanded 秘密の、不正の

 

【名詞】
alignment 提携
autonomy 自立
bliss 至福
criterion 尺度
deficiency 不足、欠陥
diabetes 糖尿病
evolution 進化
foe =enemy
glee 大喜び
legacy 遺産
mammal 哺乳類
novelty 珍しさ、新しさ
polar bear ホッキョクグマ、シロクマ
poise =balance
predator 捕食者
primate 霊長類
raven オオガラス
realm 領域
reptile 爬虫類
retrospect 回想
sage 賢者
sophomore (大学の)2年生
tadpole オタマジャクシ
thesis 修士論文、博士論文
trait 特徴
vengeance 仕返し、復讐
villain 悪人、悪者
vista 展望

« 読みました(洋書/ノンフィクション) ~ GOING SOLO - The thrilling sequel to BOY | トップページ | 読みました(洋書/フィクション) ~ Dandelion Wine »

ノンフィクション」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 読みました(洋書/ノンフィクション) ~ GOING SOLO - The thrilling sequel to BOY | トップページ | 読みました(洋書/フィクション) ~ Dandelion Wine »