ブログの紹介

ご訪問、ありがとうございます! このブログでは、これまでに読んだ洋書の感想を、気ままに書いております。

2008年の終わり頃に、「日本人は英語のインプット量が足りない」というような記事を読んだのを切っ掛けに、趣味で洋書を読むようになりました。それが、細々とですが、現在まで続いております。

私が会社勤めということもあって、ビジネス書の洋書をよく読みます。ノンフィクションも好きでよく読みます。

また、語彙力が弱いからでしょうか、英米の文化・習慣に疎いからでしょうか、フィクションを読むのが苦手です。そのため、フィクションであれば児童書を手に取ることが多いですね。

洋書選びの参考にしているのは、渡辺由佳里さんのブログ「洋書ファンクラブ」と本「洋書ベスト500」です。また、Amazon(アメリカのサイト)での評判も併せて参考にしております。

1ヶ月に1冊分ぐらいしか感想を書いていないので、時々覗きにきていただければ幸いです!

2017年2月 4日 (土)

読みました(ノンフィクション) ~ Better Than Before

以前、紀伊國屋の洋書バーゲンで見つけて購入したのですが、やっと読むことができました。

この本は、「それぞれが幸せに暮らす為には、良い習慣を身に付ける、つまり、意識しなくても(自分にとって)好ましい行動が取れるようにすることが大事である。では、よい習慣を身に付けるためにはどうしたら良いか?」について考察している本だと思います。

著者の家族、親戚、友人の例や、著者のブログに書き込んだ人達の例などが沢山出てくるので、とても読みやすく、理解しやすく、親しみやすい本になっていると思います。実験・調査に基づくデータ・統計等が殆ど出てこないので、個人的には少し物足りなく感じましたが、著者はあえてそうしているような気がします。(人は、データ・統計等よりも、ある一人の物語の方に心を動かされますので…)

読み易さとしては、難しい単語もあまり出てこなく、文章もとても読み易いと思います。

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良い習慣を身に付ける為には、まずは自分を知る必要がある、ということで、第一章は「SELF - KNOWLEDGE」となっております。ポイントとしては…

・他人からの期待、自分自身からの期待にどう反応するかにより、人は凡そ、次の4つのタイプ(The Four Tendencies)に分類できる。

 Upholders "What's on the schedule and the to-do list for today?"

 →「やるべきことリスト」を作り、線で消していくのが好き。このタイプは以外と少ない。

 Questioners "What needs to get done today, and why?"

 →自分が納得した上でないと、実行したくない。このタイプは多い。

 Obligers "What must I do today?"

 →他の人から期待されていることは、よく実行できる。このタイプも多い。

 Rebels "What do I want to do today?"

 →その時々で、自分のしたいこをする。このタイプは少数派。

・自分の性格、特質(朝型?/倹約家?/シンプルがいい?/新しもの好き?/等々)(Distinctions)を理解した上で、それらにあった習慣を身に付ける必要がある。単に、他の人の習慣を真似ただけでは、うまくいかない。

次に、第二章「PILLARS OF HABITS」で、習慣を身に付ける際に最も重要となる、4つの戦略について考察しています。

・習慣を変える為には、まず、正確な現状把握(Monitoring)が大事である。(毎日、歩数計を使うとか、ピアノの練習時間を記録するとか…)

・他の習慣の基礎(Foundation)となる習慣として、①sleep(十分な睡眠)、②move(適度な運動)、③eat and drink right(健康的な食事)、④unclutter(身の回り整理)の4つが挙げられる。まずは、これらの習慣を改善するのが効果的である。

・好ましい習慣をバランス良く身につける為には、場当たり的では難しく、具体的に計画を立てること(Scheduling)が大事である。(仕事、家庭、趣味、健康等のバランスをどのようにとるか、予め具体的に落とし込む…)

・良い習慣を身につける為には、他の人に対して責任があること(Accountability)も大きな助けになる。(適度に監視の目が光っていた方が…)

続いて、習慣も初めが肝心ということで、第三章は「THE BEST TIME TO BEGIN」となっています。

・ある習慣を新たに始める(First Steps)際には、「(来年、来月、来週ではなく)今」「小さく」始めると、うまくいくことが多い。また、一旦止めてしまうと、再開するのは新たに始めるよりも大変なので、(形だけでも)継続することが大事。

・引越し、転勤、結婚、子供の誕生等々、新たなスタート(Clean Slate)は良い習慣を始めるチャンスであると共に、これまでの良い習慣が途絶えてしまう危険性もある。そいういう意味でも、正確な現状把握(Monitoring)を続けていくことは大事…

・習慣は徐々に形成されていくものだが、一方で、特別な本との出会い、一人旅、中年の危機等々、ある出来事を切っ掛けに新たな考え、信念が浮かんできて(Lightning Bolt)、突然、習慣が変わってしまうこともある。

そして、第四章「DESIRE, EASE, AND EXCUSES」では、習慣を続けていく為の戦略(コツ)をいろいろと紹介しています。

・人によっては、ある好ましくない習慣を(適度な量に)制限する(Moderating)よりも、一切止めてしまう(Abstaining)方が楽な場合がある。一切止めることに決めたら、今日はやろうかどうしようかと迷う必要がなくなるので、楽になる。

・よい習慣を身につける為には、その習慣をし易い環境(Convenience)を作ることが重要。(楽器の練習だったら、いつでもすぐに弾けるよう、楽器をケースにしまわず外に出しておく…レッスン料であれば、一回毎ではなく、月謝や年会費で払ってしまう…)

・悪い習慣を止める為には、その習慣をし難い環境(Inconvenience)を作るのが効果的。(スナック菓子を、目に付きにくい所にしまう、開けにくい容器にしまう…)

・どんな習慣でも、時には破りたくなることもあるから、予め対策(Safeguards)を立てておくとよい。(「疲れて楽器を練習したくない時でも、ロングトーンだけはやる」と予め決めておくとか…)

・どんな習慣でも、何かと理由をつけて休みたくなるものだから、思いつきがちな逃げ道(Loophole)を予め知っておくとよい。(「今週は頑張ったから…」「今日は忙しいから…」「明日から頑張るから…」「旅行中だから…」いろいろあるなぁ…)

・集中力が切れたり、他の(好ましくない)事に気がとられたりして、習慣がうまく続けられない時は、ちょっとした身体的活動を伴う気晴らしをしてみるとよい。(スナック菓子が食べたくなったり、ソーシャルメディアを見たくなった時には、ちょっと柔軟体操でもしてみるか…)

・習慣を身につける為に、「ご褒美(Reward)」がよく使われるが、逆に習慣が身に付くのを阻害している場合が多い。習慣は、それ自体に意義を見出せないと長続きしないが、「ご褒美」がそれを妨げてしまう。但し、習慣自体を強化する「ご褒美」はO.K.

・習慣を身につける為に「ご褒美(Reward)」を使うのはうまくないが、ちょっとした「楽しみ(Treats)」を使うのは効果的。但し、「食べ物」「買い物」「テレビ」は危険。(途中で、お茶を飲んだり、好きなカタログを見たり、好きな楽器を少しいじってみたり…)

・なかなか身につかない習慣は、好きな習慣と一組にして(一緒に)やるとうまくいくことがある(Pairing)。(好きな音楽を聴きながらウォーキングや体操をする…)

最終章「UNQUE, JUST LIKE EVERYONE ELSE」では、習慣をより根付かせる為に、より深く自分自身を理解することについて、考察しています。

・習慣を続ける為には、習慣の(自分にとっての)価値(意義)を明確にし(clarity of values)、行動計画も明確にする(clarity of action)とよい。

・自分の本性・個性(Identity)に合った習慣は身につきやすいし、合わない習慣は身につきにくい。(自分のアイデンティティを把握するのが、意外と難しいですが…)

・他人(Other People)の習慣を変えることはできないが、自分が習慣を変えることにより身近な人の習慣が変わるかもしれないし、逆に、身近な人の習慣の変化を切っ掛けに自分が変わるかもしれない。

最後の結論では、次のようなことを述べて、締めくくっています。

・一人一人が、自分に合った、長い目で見て幸せになれる習慣を少しずつ身につけられるといい。いわゆる「Before and After」(急激な変化)ではなく、「Better than Before」(着実な改善)を目指せばいい。

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「好ましい習慣を身に付ける効果的な方法は、人によって異なる」ということを前提にした上で、好ましい習慣を身に付けるヒントが沢山載っており、幅広い方に参考になる本だと思います。私にとっても、いろいろと気づきがあり、いくつか習慣を変えることにもなりました。

日々の暮らしに組み込まれているにも拘わらず、普段あまり意識することのない「習慣」について、読みやい英語で分かり易く考察している本であり、読む価値は十分にあると思います。お勧めです。

2016年12月 4日 (日)

読みました(洋書/ノンフィクション) ~ Teacher Man

Frank McCourtの「Angela's Ashes」「'Tis」が面白かったので、続けて3作目の「Teacher Man」も読んでみました。McCourt氏が70代の時に出版された本です。

本作は、著者の英語教師としての経験を主に綴ったものになります。著者はNew Yorkで、5つの高校(専門高校、エリート校等)と1つのコミュニティ・カレッジで英語や作文を教えてきたのですが、どの場所でも、生徒達の興味を起こさせようと、試行錯誤しながら型にとらわれない授業をしていきます。

例えば…専門高校では、やる気のない生徒達を相手に、親から提出されることになっている遅刻・欠席の理由書(実は、親が書いてくれないので、生徒自身が想像力豊かに代筆している…)を題材に授業をしています。自分が親になったつもりになって、想像力豊かに遅刻・欠席の理由書を書いてみたり、さらに推し進めて、アダムとイブの神様に対する弁解書を書いてみたり、なかなか面白そうです。

例えば…エリート校では、詩の代わりに、料理本を題材に授業をしています。気に入った料理の材料や作り方を朗読してみたり、フルートやオーボエやギター等による伴奏をつけて朗読してみたり、こちらもなかなか面白そうです。

「Playing = Learning」という、よく言われていることだけど、なかなか実践できないことを、著者は試行錯誤しながら直感的に実践してきたのだなぁ…と思いました。

また、著者が素のままで生徒達と向き合っている、自分の経験、気持ちを生徒達に率直に伝えているのも印象的でした。知らないことは知らないと正直に言うし、自分も生徒達から学ぼうとしているし、あまり偉ぶっていないし…生徒達も、そのような著者だからこそ、生身の人間として共感できたのではないかと思いました。McCourt氏のような先生ばかりだったら、それはそれで収拾がつかなくなって大変そうだけど、こういう型にはまらない先生がもっといたらいいのになぁ…と思いました。

長い教員人生の中では、うまくいかないこと、生徒達と意思疎通できないことも一杯あったようですが、生徒達と共に深く学ぶことのできた、心を通わすことの出来た瞬間も一杯あったようで、著者はその思い出をとても大切にしているように感じました。

McCourt氏は、教師なんかやっていられないと思っている時もあるし、自分の人生について常に迷い、あがいているし、博士号の取得には失敗するし、結婚生活もうまくいかないし、皮肉屋だし、不器用だし、充実した人生なんて言葉からは程遠いように思うのですが、そうだからこそ、この自伝がとても魅力的になっているし、深く共感できるのだと思いました。

前2作と同じく、私にとっては単語も文体も難しかったのですが、一つ一つの生徒達とのエピソードが個性的、印象的で、最後まで飽きることなく読むことができました。前2作を面白く読んだので、もうそろそろ飽きてくるかなぁ…と思っていたのですが、そのようなことは全くありませんでした。相変わらず、子供には読ませられないような表現が多々出てきますが…

「なかなか、スマートに、要領よくは生きられないけど、それでも頑張って日々を過ごしていこう。」そう思わせてくる本でした。

最後に、覚えておきたいと思った文章をいくつか…

You don't have to respond to every stimulus.

I don't think anyone achieves complete freedom, but what I am trying to do with you is drive fear into a cornor. (F→F / from FEAR to FREEDOM)

...it is the business of the young to push the old off the planet.

2016年10月28日 (金)

読みました(洋書/ノンフィクション) ~ 'Tis

Frank McCourtの「Angela's Ashes」がとっても面白かったので、そのまま続けて、続編である「'Tis」も読んでみました。

前作「Angela's Ashes」は、著者(Frank)がアメリカに船で着いたところで終わりますが(1949年)、本作はその後の物語です。

アイルランドからアメリカに来て、最初はホテルの清掃員として働き、軍隊に徴兵され、その後倉庫や港湾で働き、銀行で働き、様々なオフィスで派遣として働き、働きながら大学で勉強し(1954年から正規の学生)、希望かなって教師になったが(1958年)、勉強する気のない高校生相手に悪戦苦闘しながら、恋をし、結婚をし(1961年)、子供が生まれ(1971年)、その間に、兄弟がアメリカに来て、母親もアメリカに来て、家族を捨てたアル中の父親がアイルランドから会いに来て(1963年)、母親が亡くなり、父親が亡くなり(1985年)、母親の遺灰(Angela's Ashes) をアイルランド(リムリック)に持ち帰るまでが描かれています。

一人の人生を振り返ったに過ぎない、と言ってしまえばそれまでですが、アイルランド人であること等の劣等感を抱えながら、情けない思いを何度もしながら、それでもなんとか前に進もうともがきながら、やっぱり駄目でうまくいかないけれど、それでも少しずつ状況は良くなっているような、やっぱり良くなっていないような、そんなFrankの行動・視点・考え方がとても面白く、可笑しく 、暖かく、切なく、真剣で、なんとも言えない感じで、読み終えるのがもったいなかったです。

前作と同じく、私にとっては単語も文体も難しかったのですが、話が面白いので、読むのが苦になりませんでした。また、青年 から大人になっていく過程が描かれていることもあり、子供には読ませられないような表現が多々出てきますので、万人には進められないかなぁ…とちょっと思いました。

本作も、前作同様、読んでいると不思議に元気が出てくる本でした。日々の生活において小さなことでくよくよ悩むことはよくあると思うのですが、「駄目なところも一杯あるけど、そんな小さなことは笑い飛ばして、日々を生きていこうか…」と思わせてくれるような本でした。何とも言えない不思議な魅力の詰まった本です。

ちなみに邦訳は「アンジェラの祈り」というタイトルで出版されています。

2016年9月24日 (土)

読みました(洋書/ノンフィクション) ~ Angela's Ashes

アイルランドを舞台にしていること、1996年に出版された原作がピューリッツアー賞等を受賞していることから興味を持ち、10年以上前に映画(吹き替え版)を観ました。その時は、正直それほど面白いとは思いませんでした。

先日、紀伊國屋の洋書バーゲンで原作を見つけたので、改めて読んでみました。

単語も文体も私には難しく、最初の十数頁で挫折しそうになったのですが、なんとか頑張って読み進めていくと、文体にも慣れてきて、数十頁読んだくらいから、非常に面白くなってきました。

主に、第二次世界大戦頃のアイルランドのリムリック(Limerick)を舞台にした作品で、著者(Frank McCourt)が自分の子供時代から青年時代、アメリカへ旅立つまでを描いた回想録です。

貧しさのせいで妹や弟二人を失い、アル中の父(Malachy)は僅かな賃金も失業手当もすべてギネスの飲み代に使い果たしてしまい、食べる物も殆どなく、靴も服もズボンもボロボロで、母(Angela)もすっかり疲れ果ててしまい、もう本当にどうしようもない極貧の(惨めな)状況なのですが、それでもFrankは、逞しく、したたかに、そして(ある意味)真面目に生きていきます。

そんな貧しいリムリックでの生活が、Frankの目を通して描かれます。Frankの子供時代、青年時代の思考がユーモアがあって面白く、とても笑ってはいられないようなひどい状況なのですが、読みながら思わず笑わずにはいられませんでした。また、当時はカトリック教会の影響力が大きく、Frankの思考にも大きな影響を与えているのですが、それも非常に興味深かった(面白かった)です。

個人的には、アイルランドの伝統音楽をやっているので、アイルランドのダンスの話が出てきたのも興味深かったです。

映画を観ていたので、結末はなんとなく覚えていたのですが、それでも、最後まで面白く楽しく読むことができました。ペーパーバックで400頁以上ありましたが、(読み始め以外は)長いのも苦にならず、久しぶりに読み終えるのがもったいないと思えた作品でした。お勧めです!

It's lovely to know the world can't interfere with the inside of your head.

You might be poor, your shoes might be broken, but your mind is a palace.

(本文中より…)

2016年7月10日 (日)

読みました(洋書/ビジネス) ~ The Essential Drucker

ビジネス書をよく読むのですが、まだDrucker氏の本を一冊も読んだことがなかったので、本書を読んでみました。1940年代から1990年代に書かれた同氏の数多く著作からエッセンスを抜き出したような本で、同氏のマネジメント論を広く(浅く?)知ることができるようになっております。

文章や語彙が私にとっては少々難しく、読むのに時間がかかりましたが、事例が豊富なので、最後まで飽きずに読み通すことができました。また、日本のことや、事例としてソニーやホンダといった会社も出てくるので、興味深く読むことができました。26の章に分かれているのも、細かく区切りをつけながら読むことができて良かったです。

Drucker氏のマネジメント論の「全体像」を把握する為の本なので、少々物足りなく感じる時もありますが、「なるほどなぁ…」「気をつけたいなぁ…」と思う箇所が沢山ありました。いくつか挙げてみますと…

1. Management as social function and liberal art より

Not to innovate is the single largest reason for the decline of existing organizations. Not to know how to manage is the single largst reason for the failure of new ventures.

→勤め先について言えば前者に注意しないと。ただ、新規事業については後者か…

Management is about human beings. Its task is to make people capable of joint performance, to make their strengths effective and their weaknesses irrelevant.

→「個々人の弱みを無意味にする」というのが大切かと思います。

5. Social impacts and social problems より

Healthy businesses require a healthy, or at least a functioning, society. The health of the community is a prerequisite for successful and growing business.

→当たり前のことなのですが、ついつい忘れがち。CSRの根底にある考えでしょうか。

8. Management by objectives and self-control より

The hierarchical structure of management aggravates the danger. What the "boss" does and say, his most casual remarks, habits, even mannerisms, tend to appear to subordinates as  calculated, planned, and meaningful.

→どのようなレベルであれ、リーダーが常に意識しなければならないこと。一方的なコミュニケーションに陥っていないか、常に謙虚な検証が必要。

To "control" everything is to control nothing. And to attempt to control the irrelevant always misdirects.

→「木を見て森を見ず」ということでしょうか。審査部門として陥りがちなので、要注意。

9. Picking people - the basic rules より

Usually every man who was good at this task had serious weaknesses in other areas.

→他人もそうだし、自分もそう。

One executive's judgment alone is worthless. Because all of us have first impressions, prejudices, likes, and dislikes, we need to listen to what other people think.

→これも、あらゆるレベルのリーダーが常に意識しなければならないこと。常に謙虚な姿勢で。

14. Focus on contribution より

The effective person focuses on contribution. He looks up from his work and outward toward goals. He asks, "What can I contribute that will significantly affect the performance and the results of the institution I serve?"

→"What can I contribute?"という問いかけを、常にしていきたいと思いました。

The most common cause of failure is inability or unwillingness to change with the demands of a new positon. The knowledge worker who keeps on doing what he has done successfully before he moved is almost bound to fail.

→なかなか耳の痛い話ですが、その通りなんでしょうね。

15. Know your strengths and values より

Waste as little effort as possible on improving areas of low competence. Concentration should be on areas of high competence and high skill. It takes far more energy and far more work to improve from incompetence to low mediocrity than it takes to improve from first-rate performance to excellence.

→「苦手分野を克服しなくては」と考えがちですが、それは非効率なのか…意外でした。

16. Know your time より

Actually, all one has to do is to learn to say no if an activity contributes nothing to one's own organization, to oneself, or to the organization for which it is to be performed.

→断る勇気が必要。

But above all, meetings have to be the exception rather than the rule. An organization in which everybody meets all the time is an organization in which no one gets anything done.

→これも耳の痛い話ですが、気をつけないと…

Even one quarter of the working day, if consolidated in large time units, is usually enough to get the important things done. But the three quarters of the working day are useless if it is only available as fifteen minutes here or half an hour there.

→忘れがちですがとても大事なこと。「電話」や「メールのお知らせ」でいちいち中断されていては、まともな仕事ができないのは当たり前。

17. Effective decisions より

Whenever one has to judge, one must have alternatives among which to choose. A judgment in which one can only say yes or no is no judgment at all.

→対案は、しっかり用意しておかないとなぁ…

21. The second half of your life より

For where there is success, there has to be failure. And then it is vitally important for the individual - but equally for the individual's family - that there be an area in which the individual contributes, makes a difference, and is somebody. That means having a second area, whether a second career, a parallel career, a social venture, a serious outside interest, anything offering an opportunity for being a leader, for being respected, for being a success.

→組織としてではなく、個人として大事なこと。将来的に、ますます大切になってくる観点だと思います。

24. The coming of entrepreneurial society より

They can no longer assume that what they have learned as children and youngsters will be the "foundation" for the rest of their lives. It will be the "launching pad" - the place to take off from rather than the place to build on and to rest on.

→一生、学び続けて、変わり続けなくてはならない、ということでしょうか。

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また、全体を通して、「お客様(customer)を中心に」という考えが、随所に、繰り返し出てきたのが印象的でした。

Finally, the single most important thing to remember about any enterprise is that results exist only on the outside. The result of a business is a satisfied customer.

It is the customer who determines what a business is. It is the customer alone whose willingness to pay for a good or for a service converts economic resources into wealth, things into goods.

Business are not paid to reform customers, They are paid to satisfy customers.

All the strategies discussed in this section have one thing in common. They create a customer - and that is the ultimate purpose of a business, indeed, of economic activity.

But there are no "irrational customers." As an old saying has it, There are only lazy manufacturers. The customer has to be assumed to be rational. His or her reality, however, is usually quite different from that of the manufacturer.

It also means that the center of gravity, and the center of power, will be the customer. In the last thirty years, the center of power has shifted from the supplier, the manufacturer, to the distributor. In the next thirty years, it will certainly shift to the customer - for the simple reason that the customer now has full access to information worldwide.

本書には、最近のビジネス書に書かれていることが沢山書かれており、Drucker氏の考えは現在のマネジメント論の基礎になっているのだなぁ…としみじみ思いました。少々読みにくいかもしれませんが、一読の価値のある本だと思います。

2016年5月20日 (金)

読みました(洋書/ヤングアダルト) ~ Eleanor & PARK

私の苦手な、あまり好みではないジャンル(YA/ヤングアダルト)の本なのですが、評判が良さそうなので、前々から読もうかどうか迷っていました。今年3月の紀伊國屋(梅田本店)の洋書バーゲンで見つけたので、せっかくなので買って読んでみました。渡辺由佳里さんの「洋書ベスト500」にも掲載されております。

最近(3年ほど前に)書かれた本ですが、舞台は1980年代のNebraska州Omahaになります。主人公の一人であるParkは、母親が韓国人、父親がアメリカ人のハーフで、音楽や漫画が好きな男の子。もう一人の主人公であるEleanorは、いつも変わった格好をしている赤毛の女の子で、母親の再婚相手が酒飲みで母親に暴力をふるっており、Eleanorのことを疎ましく思っている様子。そんな高校生二人の、一風変わった恋愛物語です。

話の出だしから、最後には別れ別れになってしまうことがなんとなく分かってしまうのですが、音楽や漫画を通じて二人が交流を深めていくのを読んでいると、「うまくいって欲しいなぁ…」と思わずにはいられませんでした。最後は、思っていたよりも希望の持てる終わり方になっており、なんだかほっとしました。爽やかな余韻の残る、いい終わり方だと思いました。

恋愛物語ですので、正直、この年になると、読んでいて恥ずかしくなる場面も多々あるのですが、人種差別、家庭内暴力、離婚、貧困、いじめ等々の問題も絡み合っていて、思っていたよりも興味深く読むことができました。特に最後の100頁くらいは、話に引き込まれて一気に読んでしまいました。物語の進み方(テンポ)も、丁度良いと思いました。

残念だったのは、物語に出てくる具体的な音楽や漫画について、私に殆ど知識がなかったこと。もし知識があれば、より一層、この物語を楽しめたのになぁ…

YAなので、好みが分かれるとは思いますが、なかなか良い本だと思いました。

2016年4月28日 (木)

読みました(洋書/ノンフィクション) ~ Unfinished Business

渡辺由佳里さんの洋書ファンクラブ紹介記事を読んで、「いつか読もう!」と思っていた本です。仕事でバタバタしていてなかなか読めなかったのですが、やっと読むことができました。

国際関係の専門家・学者であり、Hillary Clintonの下で重責を担ったこともある著者が、自己の経験を踏まえつつ、「女性と男性とが同等に活躍できる社会を実現する為にはどうしたらよいか?」について、考えを述べている本です。

同じテーマについて書かれた本としては、FacebookのCOOであるSheryl Sandbergの「Lean In」が有名ですが、同書が客観的なデータに基づきつつも、意図的に著者の感情を前面に出して書かれていたのと対照的に、本書は、感情を前面に出さず、冷静且つ丁寧に主張が展開されていると思いました。

まず、本書の「Part I」では、私たちが女性の社会進出に対して持っている典型的な考え方、例えば、

・女性でも、とにかく仕事に熱心に取組みさえすれば、すべてを手に入れられる。

・女性は、サポートしてくれる適切な人と結婚すれば、すべてを手に入れられる。

・子供には母親が必要である。

・男性の仕事は稼ぐことである。

・女性の社会進出が進まないのは、女性自身の問題である。

・長時間働く人が、一番良い仕事をしている。

といったような考え方について丁寧に検証し、「必ずしもそうとは限らないのでは?」と問題提起しています。

そして、「Part Ⅱ」では、上記のような典型的な考え方に囚われることなく、少し違った角度から考えてみる必要があるとして、

・女性と男性の真の平等を実現する為には、会社のトップとして活躍しているような女性だけではなく、すべての女性の置かれている状況を見ることが肝要である。

・世間一般で、「仕事すること」に比べて「世話すること(子育て、介護、家事)」が軽んじられていることが、女性の置かれている状況を厳しいものにしている。

・「世話すること」は「仕事すること」と同様に、様々なスキル(忍耐力、柔軟性、共感力等)を必要とするのであり、骨の折れる大変なことである。

・女性だけでなく、男性の選択肢も広げていく必要がある。いわゆる「男らしさ」に縛られることなく、自分の気持ちに忠実に生きられるようにする必要がある。

・女性は、男性が世話(子育て、介護、家事)をする際には、一つ一つ指示を出したりせず、男性のやり方に任せた方がよい

といったような視点を持つことが大切だと、主張しています。

その上で、最後の「Part Ⅲ」において、女性と男性の真の平等を実現する為に採るべき具体的方策として、

①話し方を変えることで、考え方も変えていく。

・母親がしても当然と思われるようなこと(平日の学校行事に出席する等)を父親がしたぐらいで、過剰に賞賛するのは良くない。

・ビジネスの世界で、女性を紹介する時には「2児の母親でもあります」というように紹介する一方で、男性を紹介するときには父親としては紹介しない、というのもよろしくない。

・職場において、子育て、介護、家事等に関することを正直に話すべきである。

・女性だけでなく男性に対しても、将来どのように家庭と仕事のバランスをとるつもりなのか訊くべきである。

②今後どのように仕事をしていくか、予め計画しておく(計画通りにはいかないが…)。

・将来の一時期、「世話すること(子育て、介護、家事)」に重きを置くために、より時間に融通の効く働き方をしたり、あまり大変でない仕事についたりすることを、予め想定しておく。

・「世話すること」の為に完全に仕事を辞めてしまうのはよくない。パートタイムでもいいので、将来につながる仕事を続けていくべきである。

・家庭と仕事の両立が立ち行かなくなった時に、慌てて対策を考えるのではうまくいかない。

・普段から、いざという時にサポートしてくれる人的ネットワークを構築するよう努めることが大切である。

③職場を変えていく。

・フリーランス、契約社員といったような働き方は、地位が不安定になるが、時間に融通が効くことが多いので、世話(子育て、介護、家事)をしながら働く人にとっては、考慮すべき働き方である。

・インターネット等を使って在宅勤務できるような会社も増えてきており、世話をしながら働く人にとって好ましい動きである。

・世話をしながら働くために会社に求めることを、まずは上司等に伝え、そのようなニーズがあることを会社に分かってもらう必要がある。

・長時間勤務は生産性が下がることを認識し、職場にいる時間ではなく、仕事の成果で評価されるように変えていかなくてはならない。

・「世話すること」に必要なスキル(忍耐力、柔軟性、共感等)は、仕事において必要なスキルでもあるので、世話しながら働くことをもっと評価する必要がある。

④「世話すること」を大切にする市民になる。

・世話(子育て、介護、家事)している人達をサポートするのは、個々の会社だけでは限界があるので、そのような政策を政治的に実現していく必要がある。

・現在はまだ、「世話すること」を担っている人の多くは女性なので、より多くの女性を政治の世界に送り込む必要がある。

・「世話すること」は、次世代を育てることでもあり、国の将来を左右するような極めて重要なことであり、国として「世話すること」に積極的に投資していく必要がある。

といったことを提唱して、本書を終えています。

本書は、先ほど挙げた「Lean In」でにおける、

・一人でも多くの女性が、もっともっと積極的に前に出て、組織、政治等のリーダーとなって、社会を変えていく必要がある。

・仕事と家庭の両立について若いうちから考え過ぎて、初めから一歩引いてしまっては駄目である。

といった主張とはまた違った視点から書かれていて、なかなか興味深く読むことができました。

「世話すること(子育て、介護、家事)」を今よりもっと大事にする(評価する)意識が世間一般に浸透すれば、女性も男性も、世話(子育て、家事、介護)しながら働きやすくなり、その結果として、より良い人生が送れるようになるのだと思います。

短い期間でそのような変化を起こすのは、正直難しいとは思いますが、まずは自分のできる範囲から、そのような変化を起こしていきたいなぁ…と思いました。

「Lean In」ほどは読みやすくないですが、女性と男性の平等についてじっくり考えることのできる良書だと思います。

2016年3月21日 (月)

読みました(洋書/読み聞かせ用絵本) ~ Not A Box

昨日、大阪の「洋書屋」さん主催のイベント「親子で英語絵本のリードアラウド」に参加した際に、子供達が読んだ絵本です。

ダンボール箱は、大人にとってはただの箱でも、子供にとってはただの箱ではありません。

It's not a box!

主人公のうさぎ(?)の子供にとっても、ダンボール箱はレーシングカーだったり、山だったり、ビルだったり…想像力はどんどん広がっていきます。

「そう言えば、下の子は、空き箱で予想もつかない物をいっぱい作っているなぁ…ちらかしてお母さんに怒られているけど…」などと思いながら、子供達が講師の方(大島さん)と一緒になって読んでいるのを聞いていました。

絵本は、大人と子供の掛け合いのような感じで進んでいきます。

文法的に結構難しい文も出てくるのですが、大島さんのお話では、「文法は後からついてくるので、今は教えなくても大丈夫」とのことでした。(詳しくは、大島さんがブログに当日の様子を書かれているので、ぜひご覧下さい。)

絵はシンプルですが可愛らしく、眺めているだけでも楽しい気分になれます。

子供達は、本書の内容を理解した「はず」なので、時々、我が家でも、リードアラウドや読み聞かせに使ってみたいと思います。

2016年2月28日 (日)

読みました(洋書/ノンフィクション、児童書) ~ The Boy Who Harnessed the Wind

数年前に本屋さんで見かけて「読もうかなぁ…」と思っていたのですが、何となく読まないままだった本です。最近、別の本屋さんで見かけて買ってみたのですが、帰宅してよく見てみたら"Young Readers Edition"でした。「まぁ、いいか…」 と思ってそのまま読んでみたら、自分のレベルに丁度合っていました…

著者(William Kamkwamba)が、子供時代から現在(2014年)に至るまでを振り返って書いた自伝的な本です。 Williamは、1987年に、人々が魔術を信じているような、電気も通っていない、アフリカの貧しい農村で生まれました。Williamは、ラジオを分解して仕組みを調べたりするような、好奇心旺盛な少年でしたが、2001年の飢饉を切っ掛けに学費が払えなくなり、他の多くの貧しい子供達と同様に、学校に行くことができなくなります。Williamはとても落ち込むのですが、近くの図書館で借りた科学の本を読みながら、家族と自分の為に、電気を起こす風車(風力発電装置)を作ろうと頑張ります。

風車を作るといっても、部品を買うお金は無く、スクラップ置き場やゴミ捨て場から部品になりそうなものを探して、それを工夫して加工し、少しずつ風車を作り上げていきます。近所の人達から変な目で見られても、信念を持って頑張り抜き、ついには風車を完成させ、家の中を電球で照らすことに成功します。風車が出来てからも、現状に満足することなく、スイッチ、ブレーカー、携帯電話の充電器等々、様々なものを創意工夫によって作っていきます。

そして、2006年、Williamの風車が世界に広く知られることなり、それと同時にWilliamの世界も、故郷から海外へと急速に広がっていきます。マスコミの取材を受けたり、TEDの舞台に立ったりした後には、新たな学校生活、新たな挑戦が始まり、それは今もなお続いているようです。

食べていくのがやっとで、着る物も殆どなく、学校に行くことも出来ない困難な状況にも拘わらず、自分の考えを信じて、風力発電装置を完成させたWilliamの頑張り、粘り強さ、向上心には、ただただ感心いたしました。通勤電車の中で読みながら、「着る物にも、食べる物にも、住む所にも全く困らないような恵まれた環境にいるのだから、もうちょっと頑張ろう!」と、何だか元気をもらうことが出来ました。

また、Williamと友人のGilbertや従兄弟のGeoffreyとの交流も、心温まるものがあり、読んでいて楽しかったです。読後感の爽やかな、お勧めできる本だと思います。

(なかなか良かったので、本好きの子供にも読んでもらおうと、邦訳版も注文してみました。まだ、ちょっと難しいかなぁ…)

2016年2月11日 (木)

読みました(洋書/読み聞かせ用絵本) ~ Gorilla

依然ブログでご紹介した"My Mum"や"Bear Hunt"の作者、Anthony Brownの作品です。

読み聞かせ用絵本を選ぶ際にお世話になっている、「洋書屋」の八津谷さんの記事を読んで、良さそうだったので古本で購入してみました。

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主人公の女の子Hannah(小学生ぐらいでしょうか…)は、お父さんと二人暮らし。ゴリラが大好きで、ゴリラの本を読んだり、ゴリラの番組を見たり、ゴリラの絵を描いたり…でも、本物のゴリラを見たことはありませんでした。

お父さんは朝から晩まで仕事で忙しく、週末はぐったりしていて、Hannahと一緒に遊ぶことは殆どありませんでした。

誕生日の前の晩、誕生日プレゼントのゴリラのぬいぐるみが、どんどんどんどん大きくなって、本物のゴリラになって、Hannahにこう言いました…

"I just wondered if you'd like to go to the zoo."

"I'd love to,"

(続きは読んでからのお楽しみ…)

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心に染みる、とても味わい深い話なのですが、それ以上に、細かい所まで丁寧に描かれた絵が素晴らしいです。Hannahの悲しさ・嬉しさ、ゴリラの優しさ、お父さんの疲れた感じ、そういったものが、本当に巧みに表現されていると思いました。

背景もとても丁寧に描かれており、また、所々にユーモアが散りばめられているので、子供たちも飽きずに聞いてくれます。

Anthony Brownの"My mum"や"Bear Hunt"といったユーモア溢れる作品も好きですが、こういった作品もいいですね。

読み聞かせの面では、文章が少し長くなるので、所々日本語で説明しながらにはなってしまいますが、それでも、思ったよりは読み聞かせしやすかったです。

機会がありましたら、ぜひ手にとってみて下さい!

最後に、YouTubeにあった音読をご紹介いたします。

«読みました(洋書/ビジネス) ~ The 7 Habits of Highly Effective People

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