最近は、フルートでもう少し装飾音を使おうと試行錯誤して練習しているのですが、なかなか苦戦しております。息量の無さも影響していると思うのですが、どうも、装飾音を沢山使おうとすると、今まで以上に音孔をしっかりと塞げなくなってしまうようです。
リコーダー吹きのかみさんからは、「まずは気合で塞ぐよう努力!」と指導されているので、目下、頑張っているところですが、やはり手が小さいので「もう少し楽に音孔が塞げるフルートはないかなぁ…」とも思っています。
また、時々ですが、「アイリッシュ・フルートを吹きたいけれど、音孔を押さえるのが大変そうで…」と躊躇している方にお会いいたします。多少音量が犠牲になるのですが、楽に音孔が塞げるアイリッシュ・フルートの需要は、それなりにあるのでしょうね。特に、欧米よりも手の小さい人の多い日本においては。
楽に音孔を塞げるフルートの候補としては…
1.音孔の小さいフルート(small holes)
2.音孔の間隔が狭いフルート(closer spacing)
3.音孔が一列に並んでいないフルート(offset holes)
→人の手の自然な形に合わせて音孔が開けられている
といったフルートが挙げられると思います。そして、メーカーの候補としては…
Casey Burns(アメリカ)
→上記1~3すべてを考慮したSmall-Handed Fluteを製作しています。
Dave Copley(アメリカ)
→オプションで上記2、3に対応してくれます(追加料金なし)。
John Gallagher(アメリカ)
→上記2を考慮したsmall hole Rudall(上記1に該当)を製作してくれます。
Ralph Sweet(Sweetheart)(アメリカ)
→デフォルトで、上記3を考慮して製作しています。
Terry McGee(オーストラリア)
→
Grey Larsen Preferredモデルに上記1、2の特徴があります。
といったあたりになるでしょうか。他にも対応してくれるメーカーはあると思いますが。
個人的には、音孔が一列に並んでいるフルートにすっかり慣れてしまったので、3の選択肢は取りにくく、私にとってのメーカーの候補は、上記1、2の特徴を両方備えたフルートを製作しているJohn GallagherとTerry McGeeに絞られるでしょうか。
あわよくば、将来的に、10年以上使用しているGrinter(Rudallベース)からスイッチできればと思っているので、Firth Pond & CoベースのMcGeeではなく、RudallベースのGallagherの方がいいかなぁ…と思っています。
しばらくは、現在吹いているGrinterで頑張って練習したいと思いますが、いつか、GallagherやMcGeeの音孔の小さいモデルも吹いてみたいと思います。おじいちゃんになった時に吹きやすそうですし…