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コンサーティーナのチューニング

売り出し中のコンサーティーナ(Top Lachenal)は、チューニングがA=441となっておりましたが、買い手の方にとって少し抵抗があるかなぁ…と思いまして、標準のA=440にチューニングし直しました。

60枚のリードをチューニングする(今回は、少しだけ音程を下げる)ことになるので、土日をかけて終わればいいなぁ…と思っておりましたが、思っていたよりもスムーズに作業が進み、本日(土曜日)、無事終了いたしました。

今回は、「シックネス・ゲージ(すきまゲージ)」と「グラスファイバーやすり」を購入して、使ってみました。

1 シックネス・ゲージ(すきまゲージ)

Davidさんの「The Concertina Maintenance Manual」で"Feeler Gauge"と呼ばれているものです。すき間の幅を調べる道具ですね。

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チューニングには、0.05mmのものを使います。

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といっても、厚さを測る訳ではなく、リードを削る際に、下記写真のとおり、リードとフレームの間に挟んで、リードを支持し、フレームを保護する為に使います。リードとフレームを分離する役割です。

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これまでは、丁度いい厚さ・硬さの紙を探して使っていました。すきまゲージの方が紙よりもリードとフレームの間に挟みやすく、今回は、かなり快適に作業ができました。

2 グラスファイバーやすり

Davidさんの「The Concertina Maintenance Manual」で"Fibreglass Pen"と呼ばれているものです。時計等の傷を補修する(目立たなくする)のに使われているようですね。

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今回は、リードとフレームの汚れを取る為に使いました。留意点としては、リードの汚れをとると、結果的に音程も変わってくることが多く、再チューニングが必要になることが多いと思います。

3 金属製やすり(ご参考)

ちなみに、リードを削るやすりは、金属製のもので、片面が平べったく、片面が丸く(円弧状に)なっているものを使っています。

Davidさんの「The Concertina Maintenance Manual」には「ダイヤモンドやすりでも良い」と書いてあるのですが、「ダイヤモンドやすりは、リードにダメージを与えてしまう虞がある」との意見もどうもあるようなので、最近は金属製のやすりを使うようにしています。

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やすりの平らな面はリードの先を削る(=音程を上げる)のに、やすりの丸い面はリードの根元を削る(=音程を下げる)のに使います。

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リードは、楽器にはめると音程が下がるので、それを考慮してチューニングしていきます。詳しいやり方について、3年程前に作った下記のビデオをご参考にして下さい(英語ですみません…)。

休み休みでも、流石に60枚のリードをチューニングすると疲れましたが、よい経験になりました! コンサーティーナの修理屋さんは、本当に大変なんだろうなぁ…としみじみ思います。

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