« アイリッシュ・フルートのメーカー | トップページ | 【売れました!】コンサーティーナ売出し中!(H. Crabb & Son/250,000円) »

読みました(洋書/ノンフィクション) ~ The Freedom Writers Diary

この本も、3月の紀伊國屋 梅田本店「洋書大バーゲン」で見つけて購入したものです。15年以上前に書かれた本ですが、前々から「読んでみたいなぁ…」と思っていたので、見つけられて良かったです!

本書では、Woodrow Wilson High School(カリフォルニア州)の新任教師であるGruwell先生の授業を通して、厳しい環境におかれた(或いはレッテルを貼られた)生徒達が、一歩ずつ成長していく(変わっていく)姿が描かれています。

Gruwell先生とその生徒達の日記のみで構成されており、特に生徒達の日記には、各自の抱える厳しい現実、問題、葛藤、そしてGruwell先生の授業から学んだこと等が、率直に綴られています。一つ一つの日記は短いのですが、綴られている現実が、人種差別、貧困、ホームレス生活、虐待、麻薬、銃、暴力、抗争、友人の死など、あまりに厳しく辛い内容なので、続けて読み進めるのがしんどいくらいでした。

生徒達は、Gruwell先生の粘り強い手引きの下、「アンネの日記(The Diary of a Young Girl)」を読んだり、ホロコーストで生き残った人達から直接話を聞いたり、ユーゴスラビア紛争について書かれた「ズラータの日記(Zlata's Diary)」を読んだり、その著者に会ったりしながら、自分の思いを日記に綴り、各自の厳しい現実に向き合います。そして、人種差別、貧困、暴力等の連鎖を断ち切ろうと決意し、実際に行動を起こしていきます。その過程で、Gruwell先生のクラスは、多くの生徒達にとっての、かけがえのない拠り所(家族)になっていきます。

今回も、以前読んだ「Just Mercy」と同様に、アメリカにおいて人種等に対する偏見や差別が根深く残っていることを改めて認識させられました。そして、その偏見や差別を乗り越えようと積極的に行動するGruwell先生と生徒達の行動力(勇気)には、感嘆させられました。また、自ら変わろうとする生徒達からは、これからの人生を頑張る勇気をもらえた気がしました。

難易度としては、一つ一つの日記が短く文章も簡潔なので、比較的読みやすいかと思います。多くの方に読んでいただきたい一冊です!

日本語訳も出ているようですね。

« アイリッシュ・フルートのメーカー | トップページ | 【売れました!】コンサーティーナ売出し中!(H. Crabb & Son/250,000円) »

English Book(洋書)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« アイリッシュ・フルートのメーカー | トップページ | 【売れました!】コンサーティーナ売出し中!(H. Crabb & Son/250,000円) »

Twitter