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読みました(洋書/児童書) ~ One Crazy Summer

この本も、渡辺由佳里さんの洋書ガイド「洋書ベスト500」に載っている本です。紹介文を読んで、「なんか面白そう!」と思って読んでみました。

1968年の夏、New YorkのBrooklynに住むDelphine、Vonetta、Fernの三姉妹は、お父さんの指示により、末っ子のFernが生まれた後に家を出て行ったお母さん(Cecile)に会いに、CaliforniaのOaklandへ行くことになります。

Cecileは、子供達との再会を喜ぶ様子はなく、むしろ三姉妹を邪魔者扱いして食事を用意することすらせず、「朝ご飯はBlack Panther(1966年に結成された黒人解放運動を行う政治組織)のところへもらいに行け、日が暮れるまで帰ってくるな。」と言う始末。

そして三姉妹は、Black Pantherのサマーキャンプに参加することとなり、かなり変わった夏を過ごすことに…

しっかり者の長女Delphine、いつも注目を浴びたい次女のVonetta、寂しがりやだけど負けず嫌いの末っ子Fern、三姉妹の言葉の掛けあいが、リズムがとっても良くて面白く、楽しく読めました。うちの二人の娘も同じような感じなので、なんかこの三姉妹には親しみが持てました。

また、当時(私が生まれるよりも前!)のアメリカ社会の厳しさも感じることができ、ちょっと勉強にもなりました。そして、"Coloring and La-La"の章の…

テレビや新聞がとりあげるBlack Pantherは、銃を持ち、拳を振り上げる活動家ばかりで、貧しい子供達にパンを配り、教室で教えているような活動家は一切取り上げない…

という箇所が印象に残ると共に、テレビや新聞だけを信じることの怖さもなんとなく感じました。

最後まで読むと、Cecileが子供達を残して家を出て行ってしまったのも仕方ないかなぁ…とも思えてくるのですが、それでもやっぱり子供達が可愛そう(特に長女のDelphineが…)と思ってしまいます。何が正しいのか、何が正しくないのか、そう簡単に決められないものだなぁ…と改めて考え込んでしまいました。

ちょっとだけ残念だったのは、途中で出てくる詩の意味がなんとなくしか理解できなかったこと。もっともっと英語に慣れる必要がありそうです。知らない単語も結構出てきましたし…

フィクションなのだけど、ノン・フィクションのような感じもする、個人的には好きなタイプの本でした。

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