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読みました(洋書/ビジネス)~The Advantage - Why Organizational Health Trumps Everything Else In Business

昨年売れたビジネス書で、日本語訳も出ているようです。200頁弱の本で、事例が豊富で分かり易く、比較的読み易かったです。「おおっ!」という感じではありませんが、書いてあることに納得できました。

この本で述べられているのは…

これからの組織は、健康的な(健全な?)組織でないと、他者よりも秀でることはできない。具体的には、次の4項目が達成できていることが必要である。

1: Build a Cohesive Leadership Team
 お互いが信頼している(お互い無防備な?)、重要な問題について議論を厭わない、自分の担当部門
よりも組織全体のことを優先する、団結力のある「リーダー達のチーム(経営陣、首脳陣等)」をつくること。

2: Create Clarity
 リーダー達が、組織の存在意義、価値観、戦略、目標等を、誤解のないように明確・明瞭にし、共有
すること。

3: Overcommunicate Clarity
 リーダー達が、共有している組織の存在意義、価値観、戦略、目標等を、組織の者すべてに、繰り返
し繰り返し(しつこいぐらいに)、明確・明瞭に伝えること。

4: Reinforce Clarity 
 採用、教育、評価、解雇等が、組織の価値観に沿って行われていること。

これらが達成できていないと…

・リーダー達が発するメッセージが抽象的で、組織の人達に正確に伝わらない。
(例えば、「誠実さを大切にしよう!」とか「顧客第一主義でいこう!」とかいった曖昧な、ありふれ
た理念しか設定できていない。)

・リーダー達が、それぞれ矛盾したことを言っているので、組織の人達がリーダー達が言っていることを信用できない。
(例えば、「○○役員はああ言っているけど俺はそう思わない」という発言を、抵抗なく部下達にしている。)

・リーダー達が、発しているメッセージと違うことをしている。
(例えば、『地球環境を真剣に考えよう』という価値観を掲げながら、「安く調達することだけを考え
ろ!」と部下に指示する。)

・リーダー達が、組織の存在意義、価値観、戦略等について合意したいにも拘らず、組織の人達に1、2度くらいしかそのことを伝えないので、組織の人達も、リーダー達が本気なのか疑っている。

このような状態が続くと、組織の中に余計な(時には致命的な)混乱を招き、非効率という多大なコスト(代償)を払わなければならなくなる。逆にそれを避けることにより、他者より秀でるチャンスが生まれる。その為には、リーダー達がチームとして、上記の1~4について真剣に本気で取り組まなければならない。

このようなメッセージを本書は伝えようとしているように思います。

上記の1~4は、1から順番にやっていく必要があるので、まず1を達成しなければいけないのですが、これが結構難しそう……例えば、リーダ達の誰かがセミナーに出席して自分達の会社を振り返り、「これではまずい!」と気付き、コンサルタント等の助けを借りて取り組まないと、なかなか先へは進まない感じがしました。

どのビジネス書を読んでも感じるのですが、リーダー達の会社に与える影響力は、想像以上にかなりかなり大きいようです。その事実をしっかりと受け止めつつ、我々、大多数のリーダーでないもの達はどう組織に影響を与えていくべきか、なかなか悩ましいところですね…

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