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読みました ~ 『はじめての認知療法』

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先日、会社から借りてきて読んだ本です。会社にも時々来ていただいている、日本における「認知療法」の第一人者である大野先生の本です。

 

うつ病などの精神疾患に対して「認知療法(Cognitive Therapy)」がどのように適用されるのかを分かりやすく解説している、「認知療法」の入門書です。200頁ほどで簡潔に、具体例を交えて分かりやすく書かれているので、私は、2日間で一気に読み終えてしまいました。

 

昔、本で読んで共感した「論理療法」に近いものだったので、個人的には素直に受け入れられました。

 

例えば、

 

同じ「事実」でも、人によって、そしてそのときの気持ちの状態によって違った形で解釈されることがあり、それに応じて、落ち込んだり不安になったり腹が立ったりという、違った気持ちになっていることがわかります。自分が見ている「事実」が客観的な「真実」と違うからです。(この考え方は、認知療法においては重要なポイントだと思います…)

 

とか

 

問題を絞り込んだ後は、その問題に対してできるだけ多くの解決策を考えてください。これを「数の法則」と呼びますが、多く考えれば考えるほど、解決につながる方法が含まれる可能性が高くなります。そのときに、ばかばかしいと思うものも却下せず、とにかく多くの解決法を考えていくことが大事です。

 

とか

 

一度自分の頭を問題から解放して自由にすると、じばらくたって思いがけない解決策が頭に浮かぶことがあります。私たちの頭には、そうした潜在能力があるのです。

 

とか

 

不安なとき、緊張したとき、気持ちが沈み込んだときに、静かに座るか横になって、お腹でゆっくりと深い息をすると気持ちが落ち着いてきます。

 

といった考え方には、とても共感しました。最新のビジネス書(洋書)にも、このような考え方が多く取り上げられていますので、精神疾患の治療法としてだけではなく、日常生活においても大いに活用できる考え方なのだと思います。

 

最後に、巻末に載っている「こころのクセ チェックリスト」をやってみた結果です。

 

思い込み・決めつけ 7点

 

白黒思考       5点

 

べき思考       8点

 

自己批判       7点

 

深読み        9点

 

先読み         7点

 

ちょっと「深読み」しすぎる傾向があるようですね…  

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