フルート修理(続き)
2週間前に修理を依頼したフルートが、昨日戻ってきました。予定よりも1週間早く出来上がりました。こんなこと、日本でしかあり得ませんよね。修理代金は1万円也。
帰宅してから、早速試し吹きをしました。Dの音は、曲を吹いていて(私にとって)全く違和感がない程度になったのですが、もう少しだけ音程を高くしたかったので、今日、再び修理屋さん(目白の「テオバルト」)に行ってきました。
Grinterと比べてレゾナンスホールの大きさが小さかったので、少し穴を大きくすればいいのかなぁ…と考えていたのですが、修理屋さんの話では、足部管の内径が(Grinterよりも)小さく、これ以上穴を大きくするのは厳しいとのことでした。結局、穴が楕円形になりますが、穴を上の方に少しだけ広げてみることになりました。(追加料金はかかりませんでした…よかった!)
目白の商店街をブラブラして待つこと1時間強、修理が完了しました。幸いにも、丁度いい塩梅になったと思います。
レゾナンスホール(左の写真:下から2番目の穴)が元の位置よりも少し上にずれたのと、穴が少し楕円形になっているのが分かるでしょうか? 修理はとても丁寧で、近くでよく見ないと、修理の跡(元の穴を木で埋めた箇所)が分からないくらいです。すごいなぁ~
このフルートは、IrelandのSam Murray氏製作のフルートなのですが、穴の内側の処理が少々雑で、修理した穴の所だけがきれいになってしまいました。(^_^;)
ちなみに、Murray氏のフルートの外見上の特徴は、
この辺りでしょうかね?
また、Murray氏のフルートは、Chiff and Fippleを見ていると、私が今回譲ってもらった物と同様に、相当息を吹き込まないと(パワーのない私には絶対に無理!)Dの音が結構低くなってしまう物があるようなので、特に中古で購入する場合には、その点注意が必要そうですね。(あと、ケースがでかい!)
しばらく吹いてみないと分かりませんが、音の出し易そうな楽器なので、年をとってからでも使えるでしょうかね?
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Sam Murrayですか?
首都圏のプレイヤーでは初めてじゃないですかね?
いいなぁ。
Olwellよりもさらに攻撃的ですよね。
職人の性格がもろに出てると言いますか。
あの人ホント仕事しないわ、約束守らないわで最低ですが、楽器は結構いいのでアイルランド国内では人気ありますよね。
投稿: しゅうぞう | 2010/06/13 01:52
しゅうぞうさん、こんばんは。
まだ、あまり吹き込んではいないのですが、息が良く入る(逆に言えば、抵抗感があまりない)楽器だと思います。Grinterとは、明らかに別物ですね。
ちなみに、この楽器はpart lined head jointです。
Chiff and Fippleにも、Murray氏とのやりとりで大変な思いをした方のコメントがたくさん載っていますね。日本からでは、新品を注文するのも、中古を買うのも、冒険をしたい方でなければ、正直勧められませんが、750~800ユーロでキーレスのD管を製作しているのには感心します(ちょっと仕上げが甘いですが…)。
個人的には、今のところ、やはりGrinterの方が、音色、吹き心地等の点から好みですが、Murray氏のフルートも、これはこれでなかなか面白いと思います。
アイルランドでは手に入り易いのでしょうかね?
投稿: 日記の著者 | 2010/06/13 22:06
こんばんは。
Samさんの笛、良いですね!
昔何回かオーダーの手紙を書いたんですが、どれも返事が来ませんでしたよ……。C&Fをチェックして中古を狙うのが早道なのやもしれませんね。
機会があったら触らせてください!
投稿: kumamo | 2010/06/22 22:14
kumamoさん、こんばんは。
「Murray氏とやりとりするのは大変だ」といろいろな所で書かれていたので、C&Fで中古が手に入らないかなぁ…とちょくちょく見ていたところ、売りに出ていたので、勢いで購入してしまいました…。本当は、二番手だったのですが、一番手の人が購入を取り止めたようで、私の所に来ることになりました。
ただ、ブログにも書いたように、Dの音がかなり低い楽器が来てしまったので、私にとっては修理が必要となってしまいました。中古楽器の怖いところではありますね…
Dの音程はかなり良くなったと思いますので、機会がありましたら、ぜひ吹いてみて下さい!
投稿: 日記の著者 | 2010/06/23 00:07
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